社会学者「開沼博」氏と学ぶ福島学ゼミinこおりやま 開催報告

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先日、6月10日(金)に、福島学ゼミ第1回目を開催いたしました。
福島学ゼミとは、「福島を難しい・面倒くさい」になってしまったあなたへ」というキャッチフレーズで、福島の様々な問題について、わかりやすく解説している書籍『はじめての福島学』。その著者である社会学者・開沼博さんと共に、毎月1回、福島の様々な統計データや書籍を読みながら、福島で何ができるのか語り合う場です。

 

今回は、初回ということで、このゼミについてのガイダンス及び、
「第1章 復興」、「第2章 人口」、「第3章 農業」、「第4章 漁業・林業」について開沼氏から内容について軽い講義を行いました。
その後、自分の気になるもの・議論したい内容を付箋に書きだし、開沼氏が取り上げた内容のものについてみんなで議論しあいました。

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様々な議論の中で、
農業において、セシウム対策のためにカリウムをまくが、カリウム過剰になると農作物の育ちが悪くなる。
カリウム散布は福島では広く取り入れられているが、カリウムを蒔くことがマイナスになることもある。
という農業に携わる方だからこその意見がみられたり、

避難区域の解除及び応急仮設住宅の退去については、
環境(生活のために必要なインフラ整備等)が先か住民の帰還が先かという問題から、
町や村での事業再開を通して町のインフラを増やしていくことによって、結果として帰りたい人(住民)がもどってくるのではという議論をがされ、
参加者それぞれが改めて福島の今をみつめる機会になったようです。

 

以下、参加者からの声―――――
「自身の業務や興味分野に関する話について、別視点から聞くことができた。」
「自分の勉強不足を感じた。もっと勉強しなくては!」
「自分が気になっていた点について、知識をもった方から情報を得ることができてよかった。」
「色々な職種の方がいたので、参考になった。」
「読んでしばらくたっていましたが、新たな気づきもありました。もう一度、この機会によみ返してみます。」
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次回は、「第5章 二次・三次産業」、「第6章 雇用・労働」について議論をします。
今回参加できなかった方もぜひお越しください。

また、次回以降のゼミについては下記をご覧ください。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
また次回みなさまのご参加をお待ちいたしております。

 

今後のスケジュール―――――
●第2回目:https://www.facebook.com/events/1814643632096800/
【日 時】7月8日(金)19:15~21:15
【テーマ】「第5章 二次・三次産業」「第6章 雇用・労働」

●第3回目:(8月のイベントページは確定し次第掲載いたします。)
【日 時】8月12日(金)予定
【テーマ】「第7章 家族・子ども」
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以下、第2回目詳細
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■開催日時
7月8日(金)
19時15分~21時15分

■定員
先着30名
※本を購入し読んでからご参加ください。
はじめての福島学 イースト・プレス発行
http://www.amazon.co.jp/dp/478161311X

■参加費
1000円

■持参物
本「はじめての福島学」

■講師
開沼 博 氏(社会学者)

■会場
福島コトひらく
福島県郡山市富久山町久保田字下河原191-1
http://bit.ly/1ZoUgMf

■内容
・はじめての福島学に書かれている内容を元に、福島で何ができるのか、参加者同士で議論をします。
・今回は、「第5章 二次・三次産業」、「第6章 雇用・労働」について。

■参加方法
Facebookイベントページの参加ボタンを押すか下記のメールアドレスに「件名に【7/8福島学ゼミ参加】、本文に【氏名、連絡先】」を記入の上、お申し込みください。
・Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1814643632096800/
・申込先メールアドレス
info@costar-npo.org